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2017.08.08(tue)

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子作り期間中(妊活中)とAGA治療薬について

「そろそろ子作りをしようと思うのですが、AGA治療薬を使っていても大丈夫ですか?」

こう聞かれる事は多いです。

AGA(男性型脱毛症)とは男性に多い「つむじや生え際が薄くなっていくタイプの薄毛」を指します。

最終的には患者様の自己判断となりますが、

・妊娠までの影響

・妊娠後の影響

・休薬する際の期間

今回はこの3点からAGA治療薬と子作りへの影響について解説していきます。

AGA治療薬の中で子作りに影響が出る可能性があるのは抜け毛予防治療薬の有効成分「フィナステリド・デュタステリド」になります。

商品名としてはプロペシアやザガーロになります。

 

AGA治療薬と妊娠するまでの関連性

これは副作用として報告のある

①ED(勃起不全)により射精までが難しくなる

②精子数減少により妊娠し辛くなる

こちらが議題となります。順に見ていきましょう。

 

①ED(勃起不全)により射精までが難しくなる

フィナステリド(デュタステリド)の副作用としてはEDが有名です。

しかしながら、「この薬を使うとEDになる」という思い込みから性交渉の際に自信が持てなくなる「心因性ED(メンタルのED)」も多く含まれます。

実際にフィナステリドを服用した方のED発症率とフィナステリドと嘘をつかれ実は胃薬を使わされていた方のED発症率に大差はありません。

プラシーボ効果と言われ、病は気から という現象です。

 

子作り期間中は

「この日は射精まで至らないといけない(プレッシャー)」

「愛情表現としての性行為ではなく、種馬のような気分になる」

と精神的にED自体を発症しやすいタイミングでもあります。

 

よくネット上ではフィナステリド(デュタステリド)は「男性ホルモンを抑制する薬だ」と騒がれていますがこれは厳密に言うと正しくありません。

危険だ!という認識を広め、安全性を強調した薬ではない育毛剤を売るための常套手段です。

AGAの原因は髪の毛の寿命を短くしてしまう成分DHT(ジヒドロテストステロン)が大量に生成・作用してしまう事にあります。このDHTは

男性ホルモンテストステロン + 2型酵素 → DHT(抜け毛成分)

という結合によるものです。

フィナステリド(デュタステリド)はこの「酵素」の働きを阻害し、テストステロンがDHTになる事を防ぐお薬になります。

テストステロンは性欲向上に繋がる作用のある皆様がイメージされるようなホルモンですが、DHTは性欲減退へと繋がる男性ホルモンです。

性欲を高める男性ホルモンを阻害する という認識は間違いです。

 

これは憶測ですが、人によっては「DHTが減った」という結果がEDに繋がったり

内服前は男性ホルモンがDHTへと次々と変化していた為、テストステロンの全体量をキープするために放出されていた量が減る→性欲減退

となる可能性は考えられます。

アレルギーのように体質的な部分で結果が変わるパターンです。

続いて②を見ていきます。  

 

②精子数減少により妊娠し辛くなる

射精までは問題がないのですが妊娠する確率が低くなるケースです。

これに対しては根拠となるデータも不十分で実際にどれくらいのリスクとなるかは現時点ではわかっておりません。

服用者の精子数・精子の運動率(活動性)・妊娠の確率に及ぼす一定のスコア こういったデータも含め不十分です。

次に妊娠後の影響について見ていきます。

 

AGA治療薬と妊娠後の関連性

フィナステリド(デュタステリド)は法律上女性が使えず、服用中の男性は献血ができません。

この理由の説明が妊娠後の影響の回答へと繋がります。

フィナステリド(デュタステリド)は元々髪の毛の為の治療薬ではなく「前立腺肥大症」という症状の治療薬になります。

前立腺肥大症とは陰茎の根本にある前立腺が肥大してしまう事により、頻尿・残尿感・出し辛さを覚えてしまう症状です。

この肥大してしまう原因がDHT(抜け毛成分)にあり、これを抑制するお薬を使っていたらAGAも良化した という結果が髪の毛の治療薬のルーツになります。

ではなぜ女性は使えず、男性は献血ができないのでしょうか?

これは「肥大を抑える」というお薬なので、男の子を妊娠中の女性にその成分が作用すると本来大きくなるべき時期に抑制効果が出てしまうのではないか?という懸念からです。

豚やマウスの実験では一切影響なし とデータは出ていますが、母体に対し人体実験はできませんので一律で禁止という処置になっております。

なお、男性の精液中へのフィナステリド含有量は0.00076%となっておりこれが10月10日の胎児の成長に出る影響は(ほぼ)ないと言われております。

 

AGA治療薬を子作り期間中に休薬する際の目安

・フィナステリドは1か月

・デュタステリドは半年

体から薬の成分が抜けるまでの目安です。献血もこの期間が空いていれば可能になります。

休薬を選択される方は上記期間が経過してから、子作りをされる事をお勧めいたします。

 

まとめ

子作り期間中もAGA治療を続けるか休薬するか

これらは自己判断になりますので、しっかりと考えた上で選択して頂く必要があります。

休薬を選択したとしても極力影響の出ないお薬の組み合わせも患者様ごとにご提案させて頂いておりますので、気になった方は一度ご来院下さい。

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