今回は発症してしまうとなかなか厄介な円形脱毛症についてのお話をさせて頂きます。
当クリニックも円形脱毛症の治療を行っておりますが、AGAと違い保険適用対象なので皮膚科を受診・または併用をオススメさせて頂く事も多いですね。
円形脱毛症の厄介なところは
「原因が特定しづらい」
「一度発症すると再発しやすい(元々体質的になりやすい)」
「単発で治るといいのですが、広がっていったり眉毛等も抜ける全身脱毛症になる事も」
となかなか治療に時間がかかる事が多いです。
なぜ抜けてしまうのか?という点に関しましては 本来敵を攻撃するはずの白血球が頭皮の何の問題もない細胞を攻撃してしまっている事が多いです。
自律神経が乱れている状態 とも言われます。
敵と味方の区別がついていないような状態ですね・・・ 新生活や職場でのストレス等きっかけの引き金は人それぞれで特定も難しいケースが多いです。
「歯医者で銀歯を入れたら金属アレルギーだったらしくそれが原因で発症した」
こういった予想すらできない場合もあります。
進行がとまっているかの判断方法としては、円形の外周の毛を引っ張ってみて下さい。
この際簡単に抜けなければそこから広がっていく可能性は低くなります。
では具体的にどのような治療法があるのか?
まずは皮膚科から
☆ステロイドクリーム(トプシムクリーム)
とりあえず細胞が攻撃している状態をとめようという治療です。
一時的に塗った場所の細胞の活動性を下げ、症状が広がる事を抑える治療です。
☆フロジン液
AGA治療で使われるミノキシジルの皮膚科版です。
ストレス→血行不良→抜け毛 となる流れに対する治療です。
ここからは直接的な処置になります。
☆ドライアイス療法・液体窒素療法
こちらは患部を冷やし一時的な低温やけど状態にします。
やけどをすると細胞はその部分を治そうとしますので、回復力を利用した荒療治的治療です。
人により効果の出やすさは不安定かと思われます。
☆局所免疫療法(SADBE療法)
必ずかぶれてしまう液体を患部に塗ります。
こちらも皮膚を治そうとする力を利用した治療になりますが有効率は高いと言われています。
そのほかにも紫外線や赤外線を使った光治療を行っている病院もありますね。
一方当院でできる治療としては
☆プラセンタカプセル(栄養素と成長因子補給)
ホルモンバランスの調整や免疫力を整えます。
☆ミノキシジル
フロジンの髪の毛に対する特化版です。
血行を促進します。
☆HARG(ハーグ)療法
細胞を強制的に動かす成長因子と栄養素を直接頭皮に注入し、早期改善を狙います。
早く治したい方や進行はとまっているが戻りきらない方にオススメです。
AGAの方と違い、当院は自律神経を整える薬剤やプラセンタもカクテルに使用させて頂いております。
円形脱毛症は気づいてしまうと不安になり、拡大の引き金になる事も多く厄介な脱毛症です。
「1週間前に皮膚科に行きましたが効果がなかったので来ました!」
と言われるような事も多く患者様からすると心配になりやすい脱毛症です。(実際どこで治療しても1週間では何も変わりません)
時間がかかるからこそ、気軽に相談できたり現在の状態をカメラ等で確認できるクリニックの方が治療には向いているのかもしれません。
私自身は保険適用できる範囲とできない範囲を上手に併用する事をオススメしております。
ご不安に感じましたら、是非一度当院にご来院してみてはいかがでしょうか?
当院は、先行予約となっております。埋まり次第ご予約がお取りできなくなってしましますのでご来院可能日時が分かり次第、お電話(当日、翌日も可)またはメールフォーム(2日以降のご予約)にて希望日時をお伝えください。
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